昨年末、埼玉のプログラミング教室でルービックキューブを教えてきました。
発売されて40年以上になる超有名パズルルービックキューブは、
現在、プログラミングの観点からとても注目されているのです。
ルービックキューブはプログラミング的思考で解ける
小学校で必修化されているプログラミング。
その目的は単純にプログラミングのスキルを学ばせるためではなく、
「プログラミング的思考を養うため」。
もう少しわかりやすく言うと、
「順序立てて考え、試行錯誤し、ものごとを解決する力」を養うため。
つまりプログラミング的思考とは【論理的思考】のことですね。
そしてルービックキューブも、実はIQが高いなど関係なく、
「AのパーツをBに移動させるにはCの手順を行えば良い」
という正にプログラミング的思考の連続で6面完成できるのです。
具体的なルービックキューブのそろえ方はこちら
なので、記事のようにプログラミング教室で教えているところもあるし、
授業に取り入れている小学校もあるのです。
ルービックキューブ6面を完成させるためには、覚えることがたくさんあるので
もちろん簡単でありませんが、
でもそんなところもお子さんにはチャレンジしがいがあるのでしょうね。
ちなみに記事の教室では「1面だけそろえてみよう」というのがテーマ。
教材にしたのはこちらの方法です。
ルービックキューブを持っている方はぜひ動画を見てやってみましょう。
プログラミング的な動きだというのがよくわかると思いますよ。
これから始めたい方は、
なにはともあれこちら↓
ルービックキューブで脳が活性化
さらにルービックキューブは脳科学の分野でも注目されています。
小学校4年生~6年生の男女に対する実験で、
ルービックキューブを解いてもらうと
人間の“地頭力”の中核的な役割を担っていると言われる“前頭前野”が活性化されることが分かりました。
さらに“論理的思考力”を使う左側の“前頭前野”に大きく影響することが判明したそうです。
ルービック中の脳活動は以下の通り。
✓前頭前野が左右ともに活性化した。
✓解き方を考えはじめたときに急速に脳が活性化し、
空間的認知で覚えようとする人は右で、
ルールで覚えようとする人は左の脳活動が高まった。
✓教えてもらったことを覚えようと頭の中で
情報処理をする際に論理的な思考が働き、
左脳が活性化された。
さらにさらに、ルービックキューブの解き方を覚える前後に「創造性テスト」を受けてもらったところ、
学習後のテスト成績では、
「応用力」・「思考の早さ」・「思考の深さ」において向上が見られました。
ルービックキューブを解くことは、
お子さんの脳に良い効果をもたらすのです。
ルービックキューブは未成年が活躍
ルービックキューブには、スピードキューブという世界もあります。
完成させるためのスピードを競う競技ですね。
現在の3×3の世界最速記録は、
2018年11月の3秒47!!!
恐ろしく速いですね。
こちらはちょっとわかりずらいですが世界記録樹立の瞬間。
さらに大会では10秒以内でルービックキューブをそろえられる選手がたくさんいます。
その他にも2×2,4×4、立方体ではないものなど様々な競技があり、
大会にはたくさんのキュービストが参加します。
そしてその多くが未成年。
以前の世界記録保持者にもたくさんの未成年がいます。
ルービックキューブは若い世代で確実に広まっているのです。
プログラミング教室などのきっかけから、
世界記録を目指す選手も出てくるかもしれませんね。
それでなくてもルービックキューブは無限の可能性を秘めた知的パズルなんです。
ぜひ多くの人に楽しんでもらいたいですね。
ルービックキューブはこれからさらに若い世代を中心に世界に広がっていくでしょう。
世界中どこにいてもルービックキューブ1つさえあればよいのですから。
そうそう、
『ルービックキューブをぜひうちの子にも教えてほしい!』
そんなご要望もありましたら
何なりとご相談くださいね。
自力で解きたい方はこちらもオススメ。
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