いきなりですけど、本屋さんって好きなんですよね。
本屋さんでうろうろしていると、
『へぇ~、こんな本あるのか~。』
『おっ、この本おもしろそう!』
みたいな発見がたくさんあるんですよね。
それで買っちゃうことがよくあります。
これってやっぱりネットではなかなか味わえない感覚で。
結局ネットって、自分の検索によってスタートするので、
自分の感覚の外のものってまず目に入ることがないんですよね。
なので、電子書籍はもちろん便利だとしても、
本屋さんは無くならないでほしいものです。
そんなこんなで先日も、本屋さんで面白いものを見つけて
つい買っちゃいました。
それがこれ↓
【鳥獣戯画 豆本をつくろう!】
ねっ、面白そうでしょ!
鳥獣戯画を知らない方はこちらの記事を。
平安後期から鎌倉前期にかけて制作された、
京都市右京区の高山寺に伝わる戯画絵巻。
誰が描いたのかは分からないけど、最古のマンガとも呼ばれるものですね。
この記事を書いているちょっと前から、
上野の国立博物館で鳥獣戯画展を開催しているんですよ。
現在は緊急事態宣言の影響で休館、再開未定とはなっているのですが、
もし再開するならその予習にとも思いまして。
あと、”豆本をつくろう”が刺さりました。
鳥獣戯画って、
実物は4巻からなって、しかも全長44メートルもあるんですよ。
でもウサギとかカエルがなんだか踊っているような場面くらいしか知らないじゃないですか。
でもこの豆本なら、小さいけれど全部見ることができるわけですね。
しかもパッケージには、
”全四巻の豆本&台座付き本棚自作キット”とあり、
なんだか豪華な豆本の写真が。
ということで
つくってみよう!!!
商品自体はA4サイズで厚み1cmもない普通の本のような感じ。
その中に豆本4冊、本棚などの組立用紙が数枚入っています。
初見では『えっ、これで本当にあれが完成するの?』とちょっと不安になるくらいです。
それぞれの台紙から豆本のページなどを外して
組み立てていきます。
ハサミは必要ありません。本だけどノリなどの接着剤もいりません。
1冊につきだいたい30ページくらいあります。
そもそも接着剤など使わないで、
用紙だけでどうやって本になるのか不思議だったんですが、
その作り方に『あー、そうなるんだぁ!』とすでにちょっと感動しました。
あっ、これぜひ実際に作ってみてください。
そんなこんなで20分くらいで、
【20分くらいで接着剤なども使わないでできたとは思えない】くらい
ちゃんとした豆本が完成しました!!
鳥獣戯画の描かれた豆本が甲乙丙丁の4巻、しっかり表紙もあります。
しかもそれぞれにケースが付き、すべて特製本棚に収めることができます。
特製本棚は収納しやすいように角度の付いた台の上に乗っています。
その台ももちろん別用紙から組み立てられます。
写真だと分かりずらいですが、
特製本棚は内側が別用紙でしかも色が違うという
高級感漂う仕様になっています。
写真だけ見るとあまりにちゃんとしているので普通の大きさにも感じますが、
もちろん豆本です。
1冊の大きさは約10cm×6cmくらい。
すべて本棚に収めても手に乗ります。
その他様々なところに芸コマがあって、
豆本とは思えない高級感漂う素晴らしい装丁。
マジでこれが豆本じゃなかったらいくらするんだろう?と思うくらいです。
で、肝心の中身ですが、もちろん鳥獣戯画の内容を全て見ることができます。
ウサギやカエル以外にもたくさんの動物が描かれています。
そもそも”鳥獣戯画”という名前なのに鳥いないのかな?
と思っていたんですけど、鳥もいました。
実は人間もたくさん描かれているのですね。
どんな目的で描かれたのか分かりませんが、
とにかく全編にわたってユーモラスです。
手のひらサイズで鳥獣戯画が全編見れるのも、豆本だからこそですね。
鳥獣戯画を詳しく読みたいと思ったら、ぜひ作ってみてください。
さらに難しいペーパークラフト、いや
”折り紙”でガンダムを作るキットもあります。
最古のマンガを読んで、
現代のマンガも読みたくなったら↓
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