不可解な間取り図から始まる不動産ミステリー『変な家』雨穴/著

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変な家 オススメの本
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不思議な間取りからその家の秘密が明かされていく、

ありそうでなかった”不動産ミステリー”というジャンル。

『変な家』雨穴/著 を紹介します。







雨穴って誰?



何はともあれ、まずはこちらの動画をご覧ください。

【不動産ミステリー】変な家

ある不思議な間取り図から、その家に隠されたある秘密が明かされていく・・・

というミステリーな動画です。


今回紹介する『変な家』はこの動画の続きになるのですが、

その前に黒づくめに白いお面のメッチャ怪しい雨穴(うけつ)って誰?という話ですね。



愛着を込めて”雨穴さん”と呼ばせていただきますが、

オカルティックな世界観、

不気味な外見と可愛い声というキャラクターが

人気になっているYouTuberの方です。

かくいう僕もファンであります。


雨穴さんの他の動画も見てもらえば、 コアな世界観が分かるでしょう。

寄生マトリョーシカ



実はこう見えて意外と的確なツッコミを入れる常識人(?)です。

ほぼ明確な説明がなく、淡々とオカルトでミステリアスな世界が繰り広げられるので

好みは分かれるジャンルだと思いますが、

見れば見るほど雨穴さんが可愛く見えてきます。

コアな視聴者にとっては雨穴さんは癒されるゆるキャラという認識です。




動画内で雨穴さんの正体は言及されていませんが、

実は「オモコロ」というWebメディアのライターでもあるんですね。

雨穴さんの記事一覧はこちら↓

雨穴が書いた記事 | オモコロ
折りたたみ式ですのでかさばらず持ち歩けます。

結局謎な人物であることに変わりはありませんが・・・





不動産ミステリー『変な家』の内容は?



そんな雨穴さんの書籍が

『変な家』です。

なんと記事の最初に紹介した動画

 ”【不動産ミステリー】変な家”の続きのストーリーが明かされるという内容。



雨穴さんと栗原さん、その他の登場人物の会話を中心にストーリーが進みます。

雨穴さんがワトソンで記録係、栗原さんがホームズ役ですね。


栗原さんの推理通り、この家で殺人は行われていたのか?

だとしたらその目的は?

ここに住んでいた住人はどこへ行ったのか?


こちらは冒頭のページ。


『やがて一つの「事実」に結びつく。』とある通り、

動画ではあくまで推察の域を出なかったものの正体が、

次々と明らかになっていきます。



そしてストーリーは思いもかけない方向へ進みます。

さらなる不思議な間取りの出現、新たな人物、そして謎の家族の正体。




数々の新しい事実とともに、

中盤はその家の過去へさかのぼり、

人間同士のドロドロが渦巻く世界へとたどり着きます。


この辺ちょっと横溝正史や江戸川乱歩のような雰囲気でたまりません。




そして現代。

『変な家』の終焉ともいうべき事件が起こり、

ストーリーは終わります。


栗原さんの推理は果たして当たっていたのか?

気になるところですが、結果から言うと

ほぼ当たっていました。


この”ほぼ”がミソ。

ぜひ真相は書籍でご確認ください。




『変な家』の感想


例えばとある推理小説の冒頭、

殺人事件が行われる家の間取りが記載されているページだけで

たまらなくワクワクしてしまうミステリーマニアの僕としては、

その間取り単体だけでここまで話を膨らませることができるのかと

関心しかありません。


全体的に話は淡々と進みますので、

推理小説にあるような明確な「読者への挑戦状」みたいなものはありません。

あくまで登場人物が間取りの謎を解き明かしていくのを

第三者目線でちょっとドキドキしながら楽しむ感覚。

文字数もそれほど多くはないので、その分気軽に楽しめます。




あと、小説内で雨穴さんは雨穴という名前ではなく”著者”として登場しますが、

動画でファンになった方には雨穴さんの会話のすべてが

あの可愛い声で補正がかかりますので、

二重の楽しみがありますね。


元々の動画の内容の『変な家』に、書籍化に合わせ加筆したということらしく、

若干ストーリー展開として強引な部分もありますが、

【不動産ミステリー】というありそうでなかった新しいジャンルを体験できます。




そしてこちらは不思議な間取り第2段ともいえる動画。

『変な家』が結構売れているらしいので、

こちらもこの後のストーリーを追加して書籍化期待です!

とある一軒家で見つかった、不気味なビデオテープの真相



それにしても雨穴さんより、栗原さんは何者?


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